【社会人3年目に独立】ITの新入社員研修に参加して聞かれた質問【回答】

仕事
当サイトはアフェリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

こんにちは!MIYUです。

今回は自分の自己紹介の整理として記事を書きます。

記事を書こうと思った背景

先日、本業とは全く関係ない業種のお仕事をいただきました。
それは『ITベンチャーの新入社員研修に先生として行く』というものです。
現在の私は、社会人4年目の26歳ですが、社会人3年目に独立した背景を持っています。
知り合いのコンサル社長さんから「今の新入社員は独立意識が高い子が多いので、年の近い先輩の意見として話してくれ」ということでした。

新入社員の子から頂いた4つの質問に対して答えをもう一度まとめたいと思います。

本記事のテーマ

質問①:なんで3年目に独立したか?
質問②:独立した時は怖くなかったか?
質問③:学び欲求が強いのはなぜか?
質問④:将来のゴールや目標金額は?

相談がある人は遠慮なくTwitterのDMからどうぞ
MIYUのTwitter

スポンサーリンク

質問①:なんで社会人3年目に独立したの?

まず私の本業は国家資格を持った鍼灸師です。そして出張専門の鍼灸師として独立しました。学生時代もずっと医療系の勉強にどっぷり浸かっていました。

結論からいうと、はじめはぼんやりしていた『独立』という言葉が自分の中身の成長と転職を経験したことで明確になったからです。

ではなぜ社会人3年目という、わりと早い年齢で独立したかについて、時系列と共に詳しく説明します。

社会人1年目~2年目の夏まで(1年半)

4年制大学を卒業し、新卒で都内の鍼灸接骨院(個人院)に入社しました。独立はまだぼんやりとしていて、とにかく仕事を覚えることに必死でした。

徐々に患者さんを担当するようになり、鍼灸師という仕事が好きになりました。

プライベートでは社会人1年目の夏に、学生の頃から付き合っていた男性と別れるというターニングポイントが訪れます。

別れた理由は、単純に私が仕事が楽しくなり「もっと色々頑張りたい!」と思った時に、相手のモチベーションと温度差を感じたからです。

嫌いになったわけではないのに別れたので、急な喪失感や別れを告げたことへの罪悪感で人生どん底気分を味わいました。

でもそうなったのは、私が「成長したい」という気持ちに変わり別れを決断した結果なので、再起してからはより一層仕事に夢中になりました

今考えるとこの時の出来事で私のそれまでのマインドを180度変えたと思います。

当時のボロボロ期~再起するまでを元に書いたのがこの記事です→【解説】別れたあとの過ごし方|苦しさ・寂しさを紛らわす方法

補足:マインドチェンジ

大事なマインドの転換点だったので、深堀りして説明します。

当時、別れてから一通り悲しみに明け暮れ、それも飽きてきた頃に悟ったのは、『あ、自由じゃん』ということです。

それまでは「親のため」に生きてきて、彼氏がいれば「彼氏のもの」だし、”自分のため”と思いつつ実は誰かの顔色をうかがい自分を押さえつけて生きてきたことに気付きました。

 

「親のもの」でも「彼氏のもの」でも「会社のもの」でもなく、『自分』は『自分のモノ』

おひとり様(ソロ)になったのではなく、やっと自分のものになったと考えました。

このようにマインドチェンジしてからは、「今までホントはやりたかったけど相手に合わせて飲み込んできた」わがままに忠実になるようにしました。(他人に迷惑をかけない程度に)
「見たい」「知りたい」「行きたい」「やってみたい」を、「やる」→「経験した」にすることで小さな成功体験を積みあげ始めます。
この頃から、1人で買い物しか行けなかった私の「行動力」「度胸」がじわじわレベルアップしていきます。
※さらに補足で、このスーパー自己中マインドは何か?
→近しいものは「アドラー心理学」でした。
当時は無意識でしたが、のちに「嫌われる勇気」を読んで合点がいきました。

鍼灸師の仕事の話に戻ります。

個人院の特徴は担当制で60分間しっかり治療を行います。

初回で担当した先生がずっと同じ患者さんを担当します。来院するたびに同じ先生が施術に入るので、どんどん仲良くなって世間話で盛り上がります。

院長や先輩から知識や技術を学び、患者さんからは仕事や育児、趣味の話まで色々教えてもらいながら治療家として修業すると言う、今考えてもとてもいい環境でした。

しかし、1年半たつ頃に私は他の治療院への興味が湧いてきます。

業界のシステムを理解するため転職

鍼灸接骨院の業界は大きく分けて2つあります。

自費治療保険治療です。

わかりやすくお寿司屋さんの例で考えると、自費治療は老舗のお寿司屋さん、保険治療はチェーンの回転寿司のようなイメージです。

私が在籍していたのは完全な自費治療だったので、単価も高く患者さんも所得の高い人が多かったです。

環境は恵まれていましたが、業界にいる以上、保険治療も経験したくなり転職することに決めました。

●転職のタイミングについての記事はこちら→【社会人2~3年目】転職のタイミングとは?|20代女子の転職

2年目夏~2年目終わり(半年間)

転職したのは保険治療を扱う大手のグループ院でした。

ガンガン業績を伸ばす会社だったので、給料も上がり、学びたかった保険について学べたのですが…、「やり方が合わない」と早々に感じます。

老舗のお寿司屋さんで修業した人が、チェーンの回転寿司に転職した時の違和感をイメージしてみてください。そんな感じ。

具体的には、回転数が多く、滞在時間も短く、マニュアル化された施術メニューをこなすだけの治療。

確かに経営としてはうまい考えなのわかるし、儲かるシステムだと思うけど、働く施術者は治すことよりも自費のフリーパス営業でいくら売り上げを出せたかに意識が向いている状態。

患者さんも「こんなもんか」と妥協し来ている感。

この売上重視の環境に、大きな違和感と歪み、不健全さを感じ、現場に出てすぐに私は「鍼灸師としてこれでいいわけがない」と病みました。

私がやるべきビジョンが見えたので半年で退職

私はずっと違和感しかなく、「会社に慣れよう」とも思わなかったので、好きな治療で鍼灸師を続けるために中途入社3ケ月目に辞表を提出しました。(爆速w)

その頃には、たくさんのOLさんやママさん世代の患者さんとの世間話からインスピレーションをうけて自分のやりたいビジョンが明確になっていました。

辞表は通常、辞める3ケ月前に提出するので、提出した後も3か月あります。その間は『独立する』意思が固まっていたので、働きつつ独立の準備をはじめました。

3年目~独立

色んな制度のタイミングも見計らい、社会人3年目の7月に無事『開業届』を提出しました。

コンセプトやターゲット層へのアプローチを考えつつチラシを作ったりと言うのは、働きながら出勤の前と帰宅後の30分を利用して地道に始めてました。

ここまでが、社会人3年目に独立した経緯です。

心の変化とともに少しわかってもらえましたか?

極論、私は自分のビジョンを実現したくなり、好奇心のまま見切り発車したタイプです!

質問②:独立した時は怖くなかったか?

答え:怖かったです。

しかし、30代40代の方が起業した時の怖さと、20代の私が起業した時の怖さは全然別物だと思っています。

例えば40代の人が起業するというのは、今までの会社でのキャリアや、肩書き、安定した給料、車のローン、高くなった生活費・家賃など…背負っている物が大きい分それを投げだす覚悟とリスクを考えなければなりません。一方、なにも持っていない私はめちゃくちゃ身軽でした。

Q:独立前の人脈づくりとかはどうしたんですか?

A:経験や人脈も何も持っていないです。しかし、それはやりながら身につくと思っていたので問題ないかなと。

もちろん準備に越したことはないですが、ダラダラ「準備中」が続くと結局やらなくなるのが大半の人です。

私は独立をやり遂げることに意味があると思っていたので、「生活費や家賃もバイトすればギリギリまかなえるなぁ」という安易な考えで飛び出しましたすみません(笑)

ビビりと好奇心旺盛な2面性

あと補足で私の性格を説明します。

「度胸がある」とか「肝が据わっている」と言われることが増えましたが、実はかなりビビりで小心者です。

しかし同時に、好奇心も旺盛で「知りたい!やってみたい!」に忠実なマインドなので、独立した時は単純にとてもわくわくしていました。

矛盾のはざまで震えていました(笑)怖いと思いつつ笑っているような変な状態w

「私のような未熟者が独立しても良いのかな?」とビビっていましたが、事実証明として開業届を出した時に、一応『起業者』として腹をくくりました。

そのあとは会社の〇〇の肩書きがなくなった、全く0の自分に少しずつ1を足していき、成長を感じながらわくわく感は維持してます。

何もない自分に、小さな1を足していく

この言葉はホリエモンこと堀江貴文さんの言葉です。良かったら本も読んでみてください。

質問③:学び欲求が強いのはなぜか?

私は、他の人から見たらびっくりするくらい勉強家らしいです。

全然そんな気はありませんでしたが、確かに物欲より知識欲が強いです。

外出先で暇があればkindleを読み、スマホでは成功した経営者しかフォローしていないTwitterや、食事をしながら経済バラエティ「NewsPicks」の動画を見るようにしています。

知りたい分野を教えてくれそうな方には、無意識に質問攻めしているようです(笑)

私が選ぶ、変わりたい人向けのおススメの本はこちらをご覧ください→【読書初心者】変わりたい20代女子におススメの本4選|自己啓発・女磨き

最近読んでいる本はビジネス・宗教・哲学・歴史・教養とあらゆるジャンルを読み漁ってます。

この本のジャンルを読み始めたのはYouTubeでオリラジの中田さんがやっているYouTube大学をみた影響なので最近です。(影響されやすい人w)

「昔から勉強好きだったんでしょ」と思われるかもしれませんが、元々は勉強が好きではありませんでした。むしろ学校では授業中に居眠りして怒られるタイプの生徒です。

そんな私がなんでこんなに知識欲に貪欲な人間になったかと言うと、それはポジティブネガティブな理由とスティーブ・ジョブズのマインド『無知の知』という哲学にあります。

ポジティブ:「知っている」は相手を楽しませるから
ネガティブ:弱い自分を守るため
スティーブ・ジョブズの言葉:『Connecting Dots』
哲学『無知の知』:無知であることを知っている=最強に賢い

ポジティブな理由:「知っている」は相手を楽しませるから

原点は社会人1年目の環境です。

質問①でも話した通り、色んな患者さんとじっくり話す機会が多かったので、なるべく退屈な思いはさせまいと思っていました。

しかし、まだ社会に出たばかりの私は世間知らずで、患者さんが話してくれた話題に対して「わかりません。」「ん~行ったことないです。」という状況になりやすかったのです。それがとても悔しくて嫌でした。

患者さんからしたら、相手がその話題がわからなそうなら、そこで話すの辞めちゃうし退屈になるじゃないですか。

何も知らない自分、経験がない自分が嫌で、なるべく知らなかった話題に対して次、来院されるまでに調べたり、「あのお店おススメだよ」っと言われた所に行ってみたり…。

ただただ、また患者さんと会った時に世間話を盛り上げたくて無意識に行っていたことがきっかけでした。

結論:患者さんに「施術してもらって気持ち良かった」だけじゃなくて「ためになった」とか「楽しかった」、「また行きたい」「また会いたい」と思ってもらうため。

それをきっかけとして学びや経験が楽しくなっていました

ネガティブな理由:弱い自分を守るため

先ほど話した私の“ビビりで小心者”な性格にも繋がります。

以前から感じていたのですが、起業した時に一層強く感じたことがあります。

それは、

『情報弱者は社会に淘汰される』

『言葉を知らないと、なめられて自分が傷つく』

ということ。

具体的に、こんな経験をしました。

独立して間もない頃、Web業界の営業電話が何社からも来るので1社くらいは話を聞いてみようと面談した時のこと。

その当時はネット集客で重要な「SEO対策」について全く知らなかった時期。

「契約とったる!」
と勢い溢れる30代くらいの男性2人に、ホームページの重要性やSEO対策について一通り熱弁されたのですが、私は正直さっぱり分からず(何がわからないのではなく全部わからない状態)、わからない物にお金をかけたくなかったのでその場での契約はお断りしようとしました。

すると…
「俺たちの時間を無駄にするな」

「会社員に戻れ」
と逆ギレされました。

泣きました。
怒られて怖かった。

でもそれだけじゃなくて、「確かに何も知らない自分も悪かったな」と反省し、甘かった自分がとても悔しかったからです。

猛烈な悔しさからその後、自分でホームページを作り、知らない用語を片っ端からGoogleで検索し、時には半ベソをかきながらWebの世界を駆けずり回っていたら、SEOの『S』くらいは理解できるようになりました。

この経験で学んだのは、「知らない状態」は肉食動物がたくさんいる社会に小動物が丸腰で乗り出すことと同じなので、すぐ食われるリスクが高まるということです。

資本主義社会で生き残るには「情報」や「知恵」は武器にもなり防具にもなると身をもって実感しました。

結論:情報は弱く小さい自分を守るために必要な防具

スティーブ・ジョブズのマインド

この言葉はご存じですか?

『Connecting Dots』

先を見通して点をつなぐことはできない。
振り返ってつなぐことしかできない。
だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。
何かを信じ続けることだ。
直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。
この手法が私を裏切ったことは一度もなく、そして私の人生に大きな違いをもたらした。
(Steve Jobs 2005年スタンフォード大学卒業式辞から抜粋)

ちょうどこれから社会を生きていく年代に向けてのスピーチなので知らない方は見ておきましょう。

志が高い大人は年齢関係なくこの言葉が大好きです。

私は患者さんとの会話で、

・知らない自分→話題が少ない、退屈を与えてしまう

・知っている自分→話題の幅が広がり、共感と信頼が得られる

こんな小さな体験をたくさんできたおかげで点と点がつながる喜びを学びました。

つまり、経験から学んだこと・経験したことはいつか何かにつながることを私は知っています。

だから今は好きなこと・夢中になれることだけではなく、一見ムダそうなものも気が赴くままに“やってみる”というのマインドはいつも持っています。

何から勉強したらいいかわからない人へ

Q:何から勉強すればいいですか?

A:きっかけはなんでもよくて、自分が興味ある分野を浅く広くつまみ食いして、深堀したいことはじっくり味わう感じです。

私なら、「自分でビジネスするなら『経済』の仕組みや『経営』を学ぶのは必要だし、趣味で世界遺産巡りもしたいから『世界宗教』や『歴史』について理解してた方がいいよね。」

「大好きな海外ドラマ「ゴシップガール」の主人公たちは美術・芸術の知識豊富でかっこいいから『教養』勉強しよ。」

そんなノリですw

経済や経営は、はじめはチンプンカンプンでしたが、自分でビジネスをやると視点が変わるので、少しずつ分かってきて面白くなりました。でもほどんどわからないので、その都度、必要な知識をインプットしてます。(苦手分野はのみ込みが遅いのは否めない。)

ファッション好きの女の子なら有名ブランドについて知っておくといいですよ。
例えば「CHANEL」の創業者:ガブリエル・シャネルの本を読んでみるのがおススメです。

いずれブランドバックを持ちたいと考えているなら、ブランドを理解してから持った方が愛着がわくし、そのブランドを持つべき女性になれます。

今は自分が純粋に学びたいので学んでいます

わからないなるほど。わかった!が快感なだけw

「学ぶって楽しい!」
ってYouTube大学で中田さん言うでしょ?あのマインドです。

知識欲の変態ですw

哲学:無知であることを知っている=最強に賢い

私はおそらく哲学的なマインドも持っているのかなと思います。。

そのことを実感させてくれた言葉を紹介します。

無知の知

『無知であることを知っている』

『不知の自覚』

この言葉は、哲学の祖 ソクラテスの言葉です。

彼は古代ギリシャ神話の神様に「ソクラテスは人間の中で一番賢いやつだ。」と認められた人です。

彼は誰よりもあらゆることを知っていて頭の回転も速かったようですが、探求をやめませんでした。

その原動力になっていたのは、他の誰も知らなかったことを知っていたからです。

それは「何も知らないこと」を自覚していることでした。ー

私は何度も言うように、根本的に何も知らない、空っぽで無力な自分を自覚しています。なので「まだまだ知りたい」「考えたい」「答え合わせがしたい」と知識的欲求に貪欲なのです。

何も知らない=カラカラなスポンジは、”吸収力”高いでしょ?
つまり私はカラカラのスポンジと同じくらいぐんぐん吸収しちゃう!

ソクラテスや哲学に興味を持ったらこちらの本がおすすめ↓

質問④:将来のゴールや、目標金額は?

答え:ゴールは考えていません。

稼げるならお金は稼ぎたいですが、年収いくらとか明確な数字はあんまり目標にしていないです。

お金よりも私が今、漠然と考えているビジョンが形になったところを見たい!

詳しいことはここには書きませんが、大好きな鍼灸の仕事で、受ける側も施術する側も笑顔になれる新しい仕組みを作りたいと思っています。

そのためには個人のブランド力を上げなくてはいけないので、色んなことに挑戦し、学び、経験し行動している段階です。

好奇心最優先に生きています!

まとめ

ひとまずこんなところです。

まとめようと思ったらもっとぐちゃぐちゃになった気がしますが…まあ完璧より完了が大事なので(笑)

社会人1年目に伝えたいこと

社会人1,2年目は社会人の基礎と自分自身を知る大事な時期です。
焦らずしっかり目の前のひとつひとつをこなして下さい。
喜怒哀楽の感情をたくさん感じて過ごして下さい。
そうすれば、あなたの成長とともに道が見えてきます。 

・自分で調べる、ググる癖をつけること
・自分の感覚を大事にすること
まずはこの2つだけ意識してみましょう。

以上です。

会社にいることはとても有利な環境です。

上司や同期、クライアントさんからなんでも吸収する勢いで頑張ってください!

Stay hungry, Stay foolis!
(ハングリーであれ!バカであれ!)

引用:スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学卒業式辞

その恵まれた環境を最大限に生かして、自分の生きる道をがむしゃらに追い求めてください。

貴重な体験ができてとても良かったです。

楽しかった!

ではまた!