こんにちは!鍼灸師ブロガーのMIYUです。
早速今回のテーマは「鍼灸業界の働き方」についてです。
自分自身が鍼灸師をしていて思うのは、「鍼灸師このままで大丈夫なの?」ということです。正直あまり前向きに思っていません。
とはいえ、業界で活躍されている先生方には尊敬と敬意を持っていますし、業界がもっと活性化して、『身体に悩みがある人』×『鍼灸師』の距離感が縮まってほしいと思っています。
ただ、やっぱり働き方の自由度が低いことがネックかなと思っているので、その理由をご説明します。
※決して鍼灸業界をdisりたいわけではないことを承知ください。
鍼灸業界の働き方の問題点とは?
「働き方の自由度が低いとは?」
それは具体的に3つあります。
▼鍼灸業界の働き方の問題点
その②:転職すると好きな治療ができない
その③:独立して店舗を出すしか道はない
そんな大手グループ院は、さらなる規模拡大を争い全国で潰し合いが起こっています。
個人で独立しても、治療以外に「経営」を学ばなんで、うまくマネジメントできないと経営不振に陥り生き残れません。
もし好きな流派で独立しても店舗経営がうまくいかない場合、再度転職して他の店舗に戻ったとしても、その店舗のマニュアル施術しかできなくなるため、鍼灸師のジレンマが起こります。
これはまさに私がそうです。
私の経歴
新しい技術を身につけたくて転職も考えるが、週5日の正社員枠しかない。
自分の患者様や法人向けの仕事を抱えているため、週2日のアルバイトや業務委託などの働き方を探すが、皆無。
そんな鍼灸業界の働き方の問題点について詳しく説明します。
その①:ブラック労働環境
変わらない男社会
拘束時間:平均10時間~13時間
昼休憩に2、3時間ほど休憩時間がありますが、ほぼ店舗の施術ベッドで暇をつぶす。
アイドルタイムは事務作業や保険の申請に追われ、混雑時はマニュアルの施術をこなすだけ。
家に帰るのは深夜。
ストレスで施術者は不摂生を行い(例:昼、夜ラーメン)、太る。
健康をサポートする側の人間が、不健康でどうするの?と疑問に思います。
女性が働きにくい
美容鍼や不妊治療のニーズが増え、女性の鍼灸師は必要なのに、女性鍼灸師が働きやすい環境づくりが整っていないため、体力的な問題や、ライフイベントを機に業界を去る人も多いのが現状です。
その②:転職すると好きな治療ができない
店舗ごとに”色”があります。
個人店なら院長の”色”があり、グループ院ならマニュアルという”色”があります。
その”色”は混ぜてはいけません。
なぜなら、経営に関わるからです。
この業界は一店舗、一店舗が”色”が強いのです。
転職すると今までの技術経験を生かせません。
店舗の”色”に従わなければなりません。
そのため、次のようになります。
その③:先の選択肢が少ない
ほとんどは、独立して店舗を出すしか道はありません。
なのでご覧のとおり、鍼灸院・接骨院はコンビニの数と同じくらい溢れて飽和状態。
国家資格の権威性も生かされず、マッサージ店に埋まり、選ぶ側も困る。
鍼灸師だって店舗や組織にとらわれずフリーに働ける
・独立して店舗を出すのが夢です!
・お年寄りの家に訪問する働き方もあるよ。
こんな意見もあるでしょう。
でもそれしかないです。
鍼灸師は、鍼とお灸の道具さえあればどこでも治療は可能なはずです。
それこそ、『元祖ノマドワーカー』です。
しかし、同じ専門職の美容師のような
業務委託で働ける制度や自由さはありません。
自らロールモデルを模索中
私は現在26歳の鍼灸師です。
これから誰かと出会って、旅行して、結婚して子育てして…
ライフイベントはこれからたくさんあります。
どこの誰と結婚するかわからないのに、店舗なんて出していられません(笑)
でもずっと、細々とでも、鍼灸師は続けたいです。
だから、今フリーランス鍼灸師のロールモデルを模索しています。
・治療を受ける側の 選択肢を1つ増やす。
しばらく私はこのイメージを形にするのに夢中です。
「身体に悩みがある人」×「鍼灸院・接骨院」業界の距離感を縮め、社会や鍼灸業界のお役立てるように頑張ります。
鍼灸師の仕事は、治療だけではありません!
【治療家+α】そんな人になります。
まとまりないけど、以上です!
第二新卒エージェントneo|公式サイト